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2026/04/05 00:55 |
d02---王宮不伝説物語
「…んっ…!じ、もっ、あぁっ!」

部屋中に卑猥な音が響く。
それと同時に男の喘ぎ声も同じく響いていた。

声の主は王の寵愛を一身に受ける妾。
否、男のことを妾と呼んでいいのかは定かではないが、だが、王の正室でも側室でもない男を表す言葉など、この言葉以外存在しないように思う。
男娼、と割り切れればいいのかもしれないが、この場合、男娼と称するにはあまりにも無粋であった。
遊びではないということが、この二人には重要な部分であるからでもある。

王は妾の濡れ高ぶった性器を厚い唇につけ、その口内へと招き入れていた。
本能の赴くまま、その口内で妾の性器を愛撫する。
じゅぷじゅぷと聞こえてくる水音が厭らしい。
その音で王は妾の性器だけではなく耳までも犯してゆく。
性器の表皮を丁寧に剥き、その芯へと舌を這わす。
裏筋を舐め取り、ゆっくりと堪能しては、速度を速めて妾の余裕や理性を無くそうとする。
妾の艶やかで艶めかしい声が部屋の中に充満する。

「…も、でちゃっ…!じんやっ!」

妾が欲望を抑えきれずに果てそうだと王に告げても、王は止めようとはしない。
尚且つ、先端の窪みに舌先をねじ込み、欲望が果てるのを促そうとする。

舌先をねじ込んだ後、そのまま歯でその部分を甘噛みする。
すると、妾は悲鳴に近い高い声で鳴き、そのまま欲望を放った。
その喉奥に放たれたその欲望を、王は一飲みにして、ごくん、と喉が鳴る。
ずるっ、っと妾の性器を口から出し、唇を親指で拭い、一言呟いた。

「ごちそうさま。」

行為が一段落し、ようやく喋る余裕が出来た妾が王に向かって言葉を放った。

「いつも、…いつも飲まないでって言ってるのに。」

いつもいつも、王は妾の性器を愛撫する際、妾が飲み込むなという欲望を飲み込む。
王には、妾の欲望を飲み込むことに対しての抵抗がない。
それが精液であることは重々承知の上だが、妾のものならば、と最大限の寵愛を見せた。
それと同時に、妾も王の精液を飲み込むことへの抵抗がなく、自らが飲み込むにしてもなんら支障はないというのだ。
自分はいいが、王はだめ、そういう考え方をしている。
妾は王の精液をとても神聖なものだと考え、世継ぎを作る上でなくてはならないものであるということも理解している。
そのため、王の精液を無駄にすることなどない。
王の射精の量は人並み以上であるが、それをも全て飲み込もうとする。


妾は王の御子を身籠れないことを無意識に悔やんでいるのか、ふとした部分で王に尽くそうとする。
だが、王が自分にすることに対しては、どうも納得がいかないらしく、いつも嫌がる。

「いいじゃん。飲みたいんだから。」

王はそんな妾のことなどお構いなしでいつもそのまま飲み込む。
王も妾と同じく、妾の精液を無駄にすることのないようにしているのだ。
王の眼が妾を見つめる。
欲望に満ち溢れたその眼に、吸い込まれそうだ、と妾はいつも思う。
王が端正な顔立ちのため、真剣な眼で見られると胸が高鳴るのだという。

「…じんや…、好き、だよ。」

思わず溢れ出た言葉。
王が好きだ、と確信を持ち、そして、その寵愛を感じることにより、更に深く愛するのだと分かる。
妾がそう呟くと、王は妾の身体に覆い被さり、唇を塞いだ。
ねっとりと舌を絡ませ、唇を貪り、貪欲なまでに唇を犯してゆく。
先ほどの水音と同じようで少し違う水音が響き渡り、妾の苦しそうで、尚且つそそる吐息が聞こえる。
充分に舌を絡ませた後、少しは気が済んだのか、それでも名残惜しそうに唇を離した。


「今、俺、お前のこの身体を、どうやって悦ばせてやろうかとか、どうやって気持ちよくさせてやろうかとか、考えてる。…どうしてほしい?さっきは銜えて舐めて、しゃぶってやったけど、次は何がいい?もう俺もそ

ろそろ限界だから、挿れてもいいし、俺の銜えたかったらそうすればいいし、舐めてほしいところがあるなら、舐めてやる。」

そう告げた王は色気が漂っていて、とても色っぽい。
そんな姿を見ていると、妾は王に見惚れる。
こんなにも素敵な人に、自分は抱かれているんだ、と思うと恥ずかしいような、嬉しいような、と混乱の元になるのだ。

「………じゃ、挿れて?」

妾はそう言うと、自分で足を開き、尻の肉を掴み上げた。
ひくつき始めている穴がよく見える。
その穴は、連日王の性器を銜え込んでいても、何度でもひくつき、締め付け、王と王の性器を興奮させる。
きゅっと締まったそこが、解されればその先はとても心地よい巣窟になるのだろう。
生理的に出る涙を眼に溜めて、頬と耳を赤らめる。
その顔は欲情している顔で、王の興奮を更に駆り立てた。
顔が誘っている。
そう思った次の瞬間、妾は言葉を発した。

「挿れて、激しく突き上げて。それで俺のナカに全部出して。一滴も零さないで。」
「そんなに煽ってどうすんの。」
「じんやが、大好きだから、じんやのがほしい。俺に、ちょうだい?」

王は、妾が広げた尻の肉を妾の手の上から更に押しのけ、穴をより際立たせた。
ひくつく穴がとても厭らしい。
その穴はこれから訪れる快感をよく知っていて、それが特別甘いことも知っている。
そのため、王の顔が徐々に近付くにつれ、更にひくつき始めた。
王は綺麗な形の唇から長い舌を出し、その穴へと近付けた。
そのまま丁寧にその穴を舐めていき、穴を濡らしていく。
充分に濡らすと、舌先をその先へと押し込む。
途中、妾の声が漏れるのが聞こえた。
そのまま指を挿れ、巣窟を掻き回す。
徐々に指を増やし、指を根元まで三本入れたところで、指を引き抜いた。
代わりに、既に存在を主張している性器をそこへと当てた。
そして、そのまま勢いよく押し入った。
激しく揺さぶり、妾の吐息がよく聞こえる。

「あっ…、も、きもち…っ!やんっ!もっ、いっちゃ…!」
「いけよ。」

興奮からか、王も妾も絶頂が近い。
すぐさま絶頂を予感し、王は腰の速度を速め、小刻みにする。
王の性器を纏っている内壁がぎゅっと締まるのがありありと分かる。
そして、王が最後のひと突きをすると、妾は声を荒げて絶頂を迎えた。
そのまま、王は再度小刻みに腰を揺らし、自らも絶頂を迎える。
腰を小刻みに動かすと、王の精液が妾のナカへと注ぎこまれることが分かる。

「…ん、…きもち…、じんや、好き…愛してる。」
「俺も、愛してる。」

そうして、愛を囁く。
永遠の愛を、二人の、最初で最後の愛を。

これは、王と妾、二人の日常のほんの一部である。


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2017/06/12 20:08 | 創作BL / 秋吉と金橋

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